2020~2021年度 会長挨拶Greeting
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会長指針奉仕の理想に燃えよう
2020~2021年度
長浜東ロータリークラブ
会長藤本 正幸
会員数120万人を超えるロータリーは、国、民族、文化、政治、宗教、言語等、多様性に富んだ巨大な国際組織であります。
多様性が増した現在、一つにまとめる標準的基準が設定できなくなりました。2016年のRI規定審議会で、例会と出席及び会員身分に柔軟性を認め、簡素化され、奉仕の理想を育む原理原則の管理や裁量権は各クラブへ大幅に移譲されました。また、世界の6つの重点分野(平和、疾病、水と衛生、母子の健康等)に特化した財団の大規模プロジェクトの導入や、ロータリーの人道的奉仕の質と影響を高めるため、そして、投資の損失もあって、人頭分担金を毎年4ドル増額する件も可決されました。
それらは会員増強と世界一の財団として物財奉仕の予算を確保するのが狙いであり、会員以外の人々のために何かしなければならないという奉仕の概念をクラブに取り入れ、世界で有数の慈善団体となった地位を維持することにもなります。
私は、RIの目指す方向も理解できますが、ロータリーは、単なる職業人の社交や慈善団体ではなく、倫理運動体、人づくりの組織であり、例えればロータリーはまちをきれいにする美化運動を推進するより、まちを汚さない人づくりを優先する組織であると思います。ロータリー運動は今もって「人類文化史がこの20世紀の時代に刻印を打った職業人の最も優れた倫理運動である」と語り継がれています。
「職業奉仕を中心に据えた日本ロータリーの精神文化の伝統」は今どこに行ってしまったのかと危惧した松原ガバナーは、地区スローガンを「ロータリーの原点に返る」とされました。ポールハリスはなぜロータリーを設立し、何を大切にしようとしていたのかを語り合い、古来より伝えられてきた商道徳や日本の精神を奮い起こし、倫理運動体としてのクラブを取り戻そうとの思いと理解しました。
今年度は設立45周年という節目の年。奉仕の理想とは何か、我がクラブへ何のために集い、何を成すべきか、あるべき姿を考え、整理し、クラブに与えられた裁量権を有効に発揮し「奉仕の理想に燃える」強固な節目にして、50周年へとつなげて行きたいと思います。
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